【活用ガイド】

JVNDB-2013-005847

Nagios Core および Icinga におけるプロセスメモリから重要な情報を取得される脆弱性

概要

Nagios Core および Icinga には、一つずれエラー (Off-by-One error) により、プロセスメモリから重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Nagios Enterprises, LLC
  • Nagios Core 3.5.1 およびそれ以前
  • Nagios Core 4.0.2 およびそれ以前
The Icinga Project
  • Icinga 1.8.5 未満
  • Icinga 1.9.4 未満の 1.9
  • Icinga 1.10.2 未満の 1.10

想定される影響

リモート認証されたユーザにより、下記の項目内の process_cgivars 関数の変数リストの最後の key 値の過度に長い文字列を介して、ヒープベースのバッファオーバーリードを誘発されることで、プロセスメモリから重要な情報を取得される、またはサービス運用妨害 (クラッシュ) 状態にされる可能性があります。

(1) avail.c
(2) cmd.c
(3) config.c
(4) extinfo.c
(5) histogram.c
(6) notifications.c
(7) outages.c
(8) status.c
(9) statusmap.c
(10) summary.c
(11) cgi/ の trends.c
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Nagios Enterprises, LLC Novell The Icinga Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-7108
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-7108
更新履歴

  • [2014年01月16日]
      掲載