【活用ガイド】

JVNDB-2013-005794

Linux Kernel の drivers/isdn/mISDN/socket.c の mISDN_sock_recvmsg 関数における重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の drivers/isdn/mISDN/socket.c の mISDN_sock_recvmsg 関数は、特定のlength 値が関連付けられたデータ構造のサイズと一致していることを確認しないため、カーネルメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.12.4 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、以下の項目を介して、カーネルメモリから重要な情報を取得される可能性があります。

(1) recvfrom
(2) recvmmsg
(3) recvmsg システムコール
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-7266
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-7266
更新履歴

  • [2014年01月08日]
      掲載
    [2015年08月11日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0328) を追加