【活用ガイド】

JVNDB-2013-005770

IBM i および zSeries サーバ上で稼働する z/OS の OSPF の実装におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

IBM i および zSeries サーバ上で稼働する z/OS の OSPF の実装は、Link State Advertisement (LSA) データベースで操作を実行する前に LSA の type 1 パケットを適切に検証しないため、サービス運用妨害 (ルーティングの中断) 状態にされる、または重要なパケット情報を取得される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2013-0149 と関連する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 8.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM i 6.1
  • IBM i 7.1
  • z/OS

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された LSA パケットを介して、サービス運用妨害 (ルーティングの中断) 状態にされる、または重要なパケット情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-5385
参考情報

  1. JVN : JVNVU#96465452
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-5385
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#229804
更新履歴

  • [2014年01月07日]
      掲載