【活用ガイド】

JVNDB-2013-005743

X.Org xdm におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

X.Org xdm には、NULL を返す暗号化 API 機能の実装を使用した認証が実行される場合、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


X.Org Foundation
  • X.Org Display Manager 1.1.10
  • X.Org Display Manager 1.1.11

その他のバージョンも影響を受ける可能性があります。
想定される影響

第三者により、パスワードフィールドに無効な文字を含むアカウントのログインを試みることで、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Novell X.Org Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2179
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2179
  2. 関連文書 : Mageia Bugzilla – Bug 10682
更新履歴

  • [2014年01月06日]
      掲載