【活用ガイド】

JVNDB-2013-005657

GnuPG における RSA 鍵を抽出される脆弱性

概要

GnuPG は、サイドチャネルを引き起こす特定のパターンを含むシーケンスを使用する RSA 鍵を生成するため、RSA 鍵を抽出される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GnuPG 1.4.16 未満の 1.x

想定される影響

物理的に端末の操作が可能な攻撃者により、復号中の選択暗号文攻撃および音響解析 (acoustic cryptanalysis) を介して、RSA 鍵を抽出される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian GNU Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 証明書・パスワードの管理(CWE-255) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4576
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4576
  2. 関連文書 : RSA Key Extraction via Low-Bandwidth Acoustic Cryptanalysis
更新履歴

  • [2013年12月24日]
      掲載
    [2014年03月10日]
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2014:0016) を追加

公表日2013/12/18
登録日2013/12/24
最終更新日2014/03/10