【活用ガイド】

JVNDB-2013-005554

Linux Kernel の KVM サブシステムの arch/x86/kvm/lapic.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の KVM サブシステムの arch/x86/kvm/lapic.c 内の apic_get_tmcct 関数には、サービス運用妨害 (ゼロ除算エラーおよびホスト OS クラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.12.5 およびそれ以前
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6
  • Red Hat Enterprise Linux Resilient Storage EUS 6.5.z
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS 6.5.z
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6

想定される影響

ゲスト OS ユーザにより、巧妙に細工された TMICT 値の変更を介して、サービス運用妨害 (ゼロ除算エラーおよびホスト OS クラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-6367
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-6367
更新履歴

  • [2013年12月17日]
      掲載
    [2014年04月07日]
      ベンダ情報:kernel.org (ChangeLog-3.2.54) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1802) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0163) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0284) を追加