【活用ガイド】

JVNDB-2013-005461

複数の Microsoft Windows 製品のカーネルモードドライバの win32k.sys におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Windows 8、Windows Server 2012、および Windows RT のカーネルモードドライバの win32k.sys には、配列のインデックスエラーにより、サービス運用妨害 (リブート) 状態にされる脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「TrueType フォントの解析の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 8 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 8 for x64-based Systems
  • Microsoft Windows RT 8.1
  • Microsoft Windows RT
  • Microsoft Windows Server 2012
  • Microsoft Windows Server 2012 R2
  • Microsoft Windows Server 2012 (Server Core インストール)
  • Microsoft Windows Server 2012 R2 (Server Core インストール)

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工された True Type フォント (TTF) ファイルを介して、サービス運用妨害 (リブート) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-3903
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-3903
  2. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2013-0047
  3. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS13-096,097,098,099,100,101,102,103,104,105,106)
  4. IPA 緊急対策情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(12月)
更新履歴

  • [2013年12月12日]
      掲載