【活用ガイド】

JVNDB-2013-005460

Microsoft Windows Server 2008 R2 および Windows 7 のカーネルモードドライバの win32k.sys における権限昇格の脆弱性

概要

Microsoft Windows Server 2008 R2 および Windows 7 のカーネルモードドライバの win32k.sys には、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) により、権限を取得される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Win32k の解放後使用の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 7 (x32) SP1
  • Microsoft Windows 7 (x64) SP1
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(itanium) SP1
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) SP1
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) SP1 (Server Core インストール)

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-3902
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-3902
  2. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2013-0047
  3. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS13-096,097,098,099,100,101,102,103,104,105,106)
  4. IPA 緊急対策情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(12月)
更新履歴

  • [2013年12月12日]
      掲載