【活用ガイド】

JVNDB-2013-005459

Microsoft Windows XP および Windows Server 2003 のカーネルモードドライバの win32k.sys における権限昇格の脆弱性

概要

Microsoft Windows XP および Windows Server 2003 のカーネルモードドライバの win32k.sys は、アドレスを適切に検証しないため、権限を取得される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Win32k のメモリ破損の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 (itanium) SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 SP2
  • Microsoft Windows XP (x64) SP2
  • Microsoft Windows XP sp3 SP3

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-3899
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-3899
  2. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2013-0047
  3. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS13-096,097,098,099,100,101,102,103,104,105,106)
  4. IPA 緊急対策情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(12月)
更新履歴

  • [2013年12月12日]
      掲載