【活用ガイド】

JVNDB-2013-005450

Microsoft Internet Explorer 7 から 11 における権限昇格の脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 7 から 11 には、保護モード (Protected Mode) の保護メカニズムを回避され、その結果、権限を取得される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Internet Explorer 特権の昇格の脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.2 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 7
  • Microsoft Internet Explorer 8
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Internet Explorer 10
  • Microsoft Internet Explorer 11

想定される影響

ローカルユーザにより、サンドボックス化されたコードを実行されることで、保護モード (Protected Mode) の保護メカニズムを回避され、その結果、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-5046
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-5046
  2. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2013-0047
  3. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS13-096,097,098,099,100,101,102,103,104,105,106)
  4. IPA 緊急対策情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(12月)
更新履歴

  • [2013年12月12日]
      掲載