【活用ガイド】

JVNDB-2013-005440

Linux Kernel の ipc/shm.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の ipc/shm.c には、競合状態により、サービス運用妨害 (use-after-free およびシステムクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.12.2 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、他の shm システムコールに関連した shmctl IPC_RMID 操作を使用する巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (use-after-free およびシステムクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-7026
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-7026
更新履歴

  • [2013年12月11日]
      掲載