【活用ガイド】

JVNDB-2013-005438

Linux Kernel の net/sysctl_net.c の net_ctl_permissions 関数における /proc/sys/net の制限を回避される脆弱性

概要

Linux Kernel の net/sysctl_net.c の net_ctl_permissions 関数は、uid および gid 値を適切に判定しないため、/proc/sys/net の制限を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.11.5 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、/proc/sys/net の制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4270
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4270
更新履歴

  • [2013年12月11日]
      掲載
    [2014年01月09日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2049-1) を追加