【活用ガイド】

JVNDB-2013-005436

Linux Kernel における ptrace の制限を回避される脆弱性

概要

Linux Kernel は、get_dumpable 関数を適切に使用しないため、ptrace の制限を回避される、または IA64 スクラッチレジスタから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.12.2 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、ptrace の制限を回避される、または IA64 スクラッチレジスタから重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2929
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2929
更新履歴

  • [2013年12月11日]
      掲載
    [2014年03月10日]
      ベンダ情報:kernel.org (ChangeLog-3.2.54) を追加
    [2015年08月03日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0285) を追加