【活用ガイド】

JVNDB-2013-005256

IBUS のデフォルト設定におけるユーザパスワードを取得される脆弱性

概要

IBUS のデフォルト設定は、IBus.InputPurpose.PASSWORD が設定されていない、および GNOME 3 で使用される場合、入力されたパスワード文字を隠さないため、ユーザパスワードを取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBus Project
  • IBus 1.5.4
  • IBus 1.5.2 およびそれ以前
Novell
  • openSUSE 13.1

想定される影響

物理的に端末の操作が可能な攻撃者により、ロックスクリーンを読まれることで、ユーザパスワードを取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBus Project Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 証明書・パスワードの管理(CWE-255) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4509
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4509
更新履歴

  • [2013年11月27日]
      掲載
    [2014年01月09日]
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1825) を追加