【活用ガイド】

JVNDB-2013-005234

Augeas の transfer.c の clone_file 関数における任意のファイルを上書きされる脆弱性

概要

Augeas の transfer.c の clone_file 関数には、copy_if_rename_fails が設定される、および rename 関数により EXDEV または EBUSY が返された場合、任意のファイルを上書きされる、および重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.7 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Hercules Team
  • Augeas 1.0.0 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Virtualization 3
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6

想定される影響

ローカルユーザにより、バックアップ保存 (backup save) オプション使用時の (1) .augsave または (2) destination ファイル、または新規ファイル (newfile save) 保存オプション使用時の (3) .augnew ファイルへのバインドマウントを介して、任意のファイルを上書きされる、および重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Hercules Team レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-0787
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-0787
更新履歴

  • [2013年11月26日]
      掲載

公表日2013/01/06
登録日2013/11/26
最終更新日2013/11/26