【活用ガイド】

JVNDB-2013-005189

v6k および v7 ARM プラットフォーム上で稼働する Linux Kernel の API 関数における任意のカーネルメモリ領域のコンテンツを読まれる脆弱性

概要

v6k および v7 ARM プラットフォーム上で稼働する Linux Kernel の (1) get_user および (2) put_user API 関数は、特定のアドレスを検証しないため、任意のカーネルメモリ領域のコンテンツを読まれる、または変更される脆弱性が存在します。

Android デバイスに対する攻撃が 2013 年 10 月および 11 月に観測されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.5.5 未満

想定される影響

攻撃者により、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、任意のカーネルメモリ領域のコンテンツを読まれる、または変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

kernel.org Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-6282
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-6282
更新履歴

  • [2013年11月21日]
      掲載