【活用ガイド】

JVNDB-2013-005035

libguestfs の guestfish コマンドにおけるソケットに書き込まれる脆弱性

概要

libguestfs の guestfish コマンドは、--remote または --listen オプションを使用している場合、/tmp/.guestfish-$UID/ ディレクトリ内に一時的なソケットファイルを生成する際、このディレクトリの所有権を適切にチェックしないため、ソケットに書き込まれる、および任意のコマンドを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Novell
  • SUSE Linux Enterprise Software Development Kit 11 SP3
  • SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3
Richard W.M. Jones
  • libguestfs 1.22.7 未満
  • libguestfs 1.20.12 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、事前に /tmp/.guestfish-$UID/ を作成されることで、ソケットに書き込まれる、および任意のコマンドを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Novell Richard W.M. Jones レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4419
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4419
更新履歴

  • [2013年11月07日]
      掲載
    [2013年12月05日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1536) を追加