【活用ガイド】

JVNDB-2013-005002

Linux Kernel の ipc/util.c の ipc_rcu_putref 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の ipc/util.c の ipc_rcu_putref 関数は、参照カウントを適切に管理しないため、サービス運用妨害 (メモリ消費またはシステムクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.10 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (メモリ消費またはシステムクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4483
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4483
更新履歴

  • [2013年11月06日]
      掲載
    [2013年11月28日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新
    [2015年06月09日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0284) を追加
     ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2015:0285) を追加