【活用ガイド】

JVNDB-2013-005001

Linux Kernel におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel は、UDP Fragmentation Offload (UFO) が有効になっている場合、特定のデータ構造を適切に初期化しないため、サービス運用妨害 (メモリ破損およびシステムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.12 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、setsockopt システムコールの UDP_CORK オプションを使用して、ショートパケットおよびロングパケットの両方を送信する巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (メモリ破損およびシステムクラッシュ) 状態にされる、または権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4470
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4470
更新履歴

  • [2013年11月06日]
      掲載
    [2013年11月28日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
    [2014年01月09日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2040-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2042-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2043-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2044-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2046-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2049-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2050-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2066-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2067-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2069-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2073-1) を追加
    [2015年08月06日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0284) を追加