【活用ガイド】

JVNDB-2013-004992

複数の OpenStack 製品におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenStack Compute (Nova) Folsom、Grizzly、および Havana は、use_cow_images が False に設定されている場合、QCOW2 イメージの仮想サイズを検証しないため、サービス運用妨害 (ホストファイルシステムディスクの消費) 状態にされる脆弱性が存在します。

本問題は、CVE-2013-2096 の修正が不完全だったことによる問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.9 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenStack
  • OpenStack Compute Folsom
  • OpenStack Grizzly
  • OpenStack Havana

想定される影響

ローカルユーザにより、Glance からの大量のデータを含まない過度に大きな仮想サイズのイメージを転送されることで、サービス運用妨害 (ホストファイルシステムディスクの消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenStack
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4469
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4469
  2. 関連文書 : [OSSA 2013-029] Potential Nova denial of service through compressed disk images (CVE-2013-4463, CVE-2013-4469)
更新履歴

  • [2013年11月06日]
      掲載