【活用ガイド】

JVNDB-2013-004968

Cisco IOS の IKEv2 の実装における特定の IPsec 再送防止機能を回避される脆弱性

概要

Cisco IOS の IKEv2 の実装には、AES-GCM または AES-GMAC が使用されている場合、特定の IPsec 再送防止 (anti-replay) 機能を回避される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCuj47795 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 15.3(3)M5 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、IPsec トンネルトラフィックを介して、特定の IPsec 再送防止 (anti-replay) 機能を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-5548
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-5548
更新履歴

  • [2013年11月05日]
      掲載