【活用ガイド】

JVNDB-2013-004592

Linux Kernel の net/ipv6/ip6_output.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の net/ipv6/ip6_output.c は、過度に大きなパケットの UDP Fragmentation Offload (UFO) キューイングの後に小さなパケットの UFO プロセッシング要求を適切に判定しないため、サービス運用妨害 (メモリの破損およびシステムクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.11.4 まで

想定される影響

第三者により、過度に大きなレスポンスパケットを誘発するネットワークトラフィックを介して、サービス運用妨害 (メモリの破損およびシステムクラッシュ) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4387
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4387
更新履歴

  • [2013年10月11日]
      掲載
    [2014年01月09日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2019-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2021-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2022-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2024-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2038-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2039-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2041-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2045-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2049-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2050-1) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1490) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1645) を追加
    [2015年08月06日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2014:0284) を追加