【活用ガイド】

JVNDB-2013-004591

Linux Kernel の crypto/ansi_cprng.c の get_prng_bytes 関数における暗号保護メカニズムを破られる脆弱性

概要

Linux Kernel の crypto/ansi_cprng.c の get_prng_bytes 関数には、一つずれエラー (Off-by-One error) により、暗号保護メカニズムを破られる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Fedora Project
  • Fedora 18
  • Fedora 19
Linux
  • Linux Kernel 3.11.4 まで
レッドハット
  • Red Hat Enterprise MRG 2.0
  • Red Hat Enterprise MRG 2.1
  • Red Hat Enterprise MRG 2.2
  • Red Hat Enterprise MRG 2.3
  • Red Hat Enterprise MRG 2.4
  • Red Hat Enterprise Linux 5
  • Red Hat Enterprise Linux 6

想定される影響

攻撃者により、少量のデータへの複数のリクエストを介して、消費データの状態の不適切な管理を引き起こされることで、暗号保護メカニズムを破られる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4345
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4345
  2. 関連文書 : [PATCH] ansi_cprng: Fix off by one error in non-block size request
更新履歴

  • [2013年10月11日]
      掲載
    [2013年11月13日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1449) を追加
    [2014年02月18日]
      対策:内容を更新
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1490) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1645) を追加