【活用ガイド】

JVNDB-2013-004575

GNU C Library の malloc/malloc.c における整数オーバーフローの脆弱性

概要

GNU C Library (別名 glibc または libc6) の malloc/malloc.c には、整数オーバーフローの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU C Library 2.18 およびそれ以前
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5

想定される影響

攻撃者により、以下の関数の過度に大きな値を介して、サービス運用妨害 (ヒープ破損) 状態にされる可能性があります。

(1) pvalloc 関数
(2) valloc 関数
(3) posix_memalign 関数
(4) memalign 関数
(5) aligned_alloc 関数
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical GNU Project Mandriva, Inc. レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4332
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4332
  2. 関連文書 : Three integer overflows in glibc memory allocator
更新履歴

  • [2013年10月11日]
      掲載
    [2013年11月12日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1991-1) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1411) を追加
    [2013年12月26日]
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2013:283) を追加
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2013:284) を追加
    [2014年02月18日]
      対策:内容を更新
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1605) を追加