【活用ガイド】

JVNDB-2013-004574

GNU C Library の sysdeps/posix/readdir_r.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

GNU C Library (別名 glibc または libc6) の sysdeps/posix/readdir_r.c には、サービス運用妨害 (out-of-bounds write およびクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GNU C Library 2.18 およびそれ以前

想定される影響

攻撃者により、巧妙に細工された (1) NTFS または (2) CIFS イメージを介して、サービス運用妨害 (out-of-bounds write およびクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical GNU Project Mandriva, Inc. レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4237
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4237
  2. 関連文書 : Re: CVE Request -- glibc: Buffer overwrite when using readdir_r on file systems returning file names longer than NAME_MAX characters
更新履歴

  • [2013年10月11日]
      掲載
    [2013年11月13日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1991-1) を追加
    [2013年12月26日]
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2013:283) を追加