【活用ガイド】

JVNDB-2013-004573

GNU C Library の pt_chown におけるファイルの権限を変更される脆弱性

概要

GNU C Library (別名 glibc または libc6) の pt_chown は、tty ファイルの権限を適切にチェックしないため、ファイルの権限を変更される、および任意の擬似端末 (pseudo terminals) のアクセス権を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Fedora Project
  • Fedora 18
  • Fedora 19
GNU Project
  • GNU C Library 2.18 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、FUSE ファイルシステムを利用されることで、ファイルの権限を変更される、および任意の擬似端末 (pseudo terminals) のアクセス権を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project Mandriva, Inc. レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2207
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2207
更新履歴

  • [2013年10月11日]
      掲載
    [2013年12月26日]
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2013:283) を追加