【活用ガイド】

JVNDB-2013-004531

GNU C Library および Embedded GLIBC の PTR_MANGLE の実装における実行フローを制御される脆弱性

概要

GNU C Library (別名 glibc または libc6) および Embedded GLIBC (EGLIBC) の PTR_MANGLE の実装は、ポインタガード (pointer guard) のランダム値を初期化しないため、実行フローを制御される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • Embedded GLIBC
  • GNU C Library 2.4
  • GNU C Library 2.17 およびそれ以前

想定される影響

攻撃者により、アプリケーションのバッファオーバーフローの脆弱性を利用され、ポインタアドレスの計算に既知のゼロ値のポインタガード (pointer guard) を使用されることで、実行フローを制御される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

GNU Project Mandriva, Inc. レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4788
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4788
  2. 関連文書 : Re: CVE-2013-4788 - Eglibc PTR MANGLE bug
  3. 関連文書 : CVE-2013-4788 - Eglibc PTR MANGLE bug
更新履歴

  • [2013年10月09日]
      掲載
    [2013年12月26日]
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2013:283) を追加
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2013:284) を追加
      参考情報:関連文書 (Re: CVE-2013-4788 - Eglibc PTR MANGLE bug) の情報を更新