【活用ガイド】

JVNDB-2013-004501

spice-gtk におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

spice-gtk は、安全でない polkit_unix_process_new API 関数を使用した polkit authority を呼び出すため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2013-4288 と関連する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Spice Project
  • spice-gtk 0.14
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 6

その他のバージョンも影響を受ける可能性があります。
想定される影響

ローカルユーザにより、(1) setuid プロセスまたは (2) pkexec プロセスを介して、PolkitUnixProcess PolkitSubject の競合状態を利用されることで、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Novell レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4324
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4324
更新履歴

  • [2013年10月07日]
      掲載
    [2013年11月13日]
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1562) を追加