【活用ガイド】

JVNDB-2013-004415

PolarSSL の x509.h の x509parse_crt 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

PolarSSL の x509.h の x509parse_crt 関数は、SSL/TLS ハンドシェイクの間、証明書のメッセージを適切に解析しないため、サービス運用妨害 (無限ループおよび CPU 資源の消費) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ARM Ltd. (旧 Offspark)
  • PolarSSL 1.1.7 未満の 1.1.x
  • PolarSSL 1.2.8 未満の 1.2.x

想定される影響

第三者により、PEM 形式にエンコードされた証明書に含まれる証明書のメッセージを介して、サービス運用妨害 (無限ループおよび CPU 資源の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

ARM Ltd. (旧 Offspark) Debian Fedora Project レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4623
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4623
更新履歴

  • [2013年10月03日]
      掲載
    [2013年11月14日]
      ベンダ情報:Debian (DSA-2782) を追加