【活用ガイド】

JVNDB-2013-004407

pyOpenSSL の X509Extension における任意の SSL サーバになりすまされる脆弱性

概要

pyOpenSSL の X509Extension は、X.509 証明書の Subject Alternative Name フィールド内のドメイン名に含まれる '\0' 文字を適切に処理しないため、任意の SSL サーバになりすまされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 13.04
  • Ubuntu 12.10
  • Ubuntu 12.04 LTS
  • Ubuntu 10.04 LTS
Jean-Paul Calderone
  • pyOpenSSL 0.13.1 未満

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、巧妙に細工された正規の認証局より発行された証明書を介して、任意の SSL サーバになりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian Novell Python Software Foundation レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4314
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4314
更新履歴

  • [2013年10月02日]
      掲載
    [2013年11月11日]
      ベンダ情報:Debian (DSA-2763) を追加
    [2013年12月26日]
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1648) を追加