【活用ガイド】

JVNDB-2013-004324

Linux Kernel の drivers/net/tun.c における権限を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の drivers/net/tun.c には、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) により、権限を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.11.1 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、CAP_NET_ADMIN ケイパビリティを利用され、TUNSETIFF ioctl コールで無効な tuntap インターフェース名を提供されることで、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4343
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4343
  2. 関連文書 : [PATCH net V2] tuntap: correctly handle error in tun_set_iff()
更新履歴

  • [2013年09月27日]
      掲載
    [2014年01月09日]
      ベンダ情報：レッドハット (RHSA-2013:1490) を追加
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-2049-1) を追加
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-2023-1) を追加
      ベンダ情報：Ubuntu (USN-2020-1) を追加

公表日2013/09/11
登録日2013/09/27
最終更新日2014/01/09