【活用ガイド】

JVNDB-2013-004150

Wireshark の Bluetooth HCI ACL 解析機能におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Wireshark の Bluetooth HCI ACL 解析機能は、フリーリスト (free list) を適切に管理しないため、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Wireshark
  • Wireshark 1.10.2 未満の 1.10.x

想定される影響

第三者により、epan/wmem/wmem_allocator_block.c 内の wmem_block_alloc 関数で適切に処理されない巧妙に細工されたパケットを介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Wireshark オラクル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-5717
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-5717
更新履歴

  • [2013年09月18日]
      掲載
    [2013年12月26日]
      ベンダ情報：オラクル (Multiple vulnerabilities in Wireshark) を追加

公表日2013/09/10
登録日2013/09/18
最終更新日2013/12/26