【活用ガイド】

JVNDB-2013-004132

Linux Kernel の Human Interface Device サブシステムにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel の Human Interface Device (HID) サブシステムの drivers/hid/hid-picolcd_core.c には、CONFIG_HID_PICOLCD が有効になっている場合、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよび OOPS) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.11 まで

想定される影響

物理的に端末の操作が可能な攻撃者により、巧妙に細工されたデバイスを介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよび OOPS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2899
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2899
  2. 関連文書 : [PATCH 13/14] HID: picolcd_core: validate output report details
更新履歴

  • [2013年09月18日]
      掲載
    [2013年11月12日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1995-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1998-1) を追加
    [2014年03月10日]
      対策:内容を更新
      ベンダ情報:kernel.org (ChangeLog-3.4.73) を追加