【活用ガイド】

JVNDB-2013-003946

Adobe Reader および Acrobat における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Adobe Reader および Acrobat には、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2013-2718、CVE-2013-2719、CVE-2013-2720、CVE-2013-2721、CVE-2013-2722、CVE-2013-2723、CVE-2013-2725、CVE-2013-2726、CVE-2013-2731、CVE-2013-2732、CVE-2013-2734、CVE-2013-2735、CVE-2013-2736、CVE-2013-3337、CVE-2013-3338、CVE-2013-3339、CVE-2013-3340、および CVE-2013-3341 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


アドビ
  • Adobe Acrobat XI (11.0.2) およびそれ以前 (Windows および Macintosh)
  • Adobe Acrobat X (10.1.6) およびそれ以前 (Windows および Macintosh)
  • Adobe Acrobat 9.5.4 およびそれ以前 (Windows および Macintosh)
  • Adobe Reader XI (11.0.2) およびそれ以前 (Windows および Macintosh)
  • Adobe Reader X (10.1.6) およびそれ以前 (Windows および Macintosh)
  • Adobe Reader 9.5.4 およびそれ以前 (Windows、Macintosh、および Linux)

想定される影響

攻撃者により、任意のコードを実行される、またはサービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

アドビ 富士通
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外書き込み(CWE-787) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-3346
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-3346
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Adobe Reader および Acrobat の脆弱性対策について(APSB13-15)(CVE-2013-2549等)
  3. JPCERT 注意喚起 : Adobe Reader 及び Acrobat の脆弱性 (APSB13-15) に関する注意喚起
  4. 警察庁 @police : アドビシステムズ社の Adobe Reader および Adobe Acrobat のセキュリティ修正プログラムについて
  5. CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalog : CVE-2013-3346
更新履歴

  • [2013年09月04日]
      掲載