【活用ガイド】

JVNDB-2013-003916

Glance 用 Python クライアントライブラリにおける SSL サーバになりすまされる脆弱性

概要

Glance 用 Python クライアントライブラリ (python-glanceclient) は、preverify_ok 値を適切にチェックしないため、X.509 証明書のサブジェクトの Common Name (CN) または subjectAltName フィールドのドメイン名を検証されてからサーバホスト名が遮断されると、SSL サーバになりすまされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Novell
  • openSUSE 12.3
OpenStack
  • python-glanceclient 0.10.0 未満

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、任意の有効な証明書を介して、SSL サーバになりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Novell OpenStack レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4111
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4111
更新履歴

  • [2013年08月30日]
      掲載
    [2013年11月13日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-2004-1) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1200) を追加