【活用ガイド】

JVNDB-2013-003824

Apache Santuario XML Security for C++ の XML デジタル署名機能における署名を再利用される脆弱性

概要

Apache Santuario XML Security for C++ (別名 xml-security-c) の XML デジタル署名機能 (xsec/dsig/DSIGReference.cpp) には、署名を再利用され、任意のコンテンツを偽装される脆弱性が存在します。

本件は、XML 署名回避問題 (XML Signature Bypass issue) による脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Santuario XML Security for C++ 1.7.1  未満

想定される影響

攻撃者により、署名内の巧妙に細工された Reference 要素を介して、署名を再利用され、任意のコンテンツを偽装される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation Debian
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2153
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2153
更新履歴

  • [2013年08月22日]
      掲載