【活用ガイド】

JVNDB-2013-003791

Apache CXF における脆弱な暗号化アルゴリズムを使用するように強制される脆弱性

概要

Apache CXF は、復号の前に WS-SecurityPolicy の AlgorithmSuite 定義により許可された指定の暗号化アルゴリズムが有効であるかどうか検証しないため、CXF が意図しない脆弱な暗号化アルゴリズムを使用するように強制され、容易に通信を復号 (decrypt communication) される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、XML 暗号化の後方互換性攻撃 (XML Encryption backwards compatibility attack) と呼ばれています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache CXF 2.5.10 未満の 2.5.x
  • Apache CXF 2.6.7 未満の 2.6.x
  • Apache CXF 2.7.4 未満の 2.7.x
レッドハット
  • JBoss Enterprise Application Platform
  • JBoss Enterprise Web Platform
  • Red Hat JBoss Fuse ESB Enterprise
  • Red Hat JBoss Portal
  • Red Hat JBoss SOA Platform

本脆弱性の影響を受けるレッドハット製品のバージョンについては、Red Hat Security Advisory をご参照ください。
想定される影響

第三者により、CXF が意図しない脆弱な暗号化アルゴリズムを使用するように強制され、容易に通信を復号 (decrypt communications) される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2012-5575
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2012-5575
更新履歴

  • [2013年08月21日]
      掲載
    [2013年11月21日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0833) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0834) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0839) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0875) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1437) を追加