【活用ガイド】

JVNDB-2013-003780

Python の SSL モジュールの ssl.match_hostname 関数における任意の SSL サーバになりすまされる脆弱性

概要

Python の SSL モジュールの ssl.match_hostname 関数は、X.509 証明書の Subject Alternative Name フィールド内のドメイン名に含まれる '\0' 文字を適切に処理しないため、任意の SSL サーバになりすまされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2009-2408 と関連する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 10.04 LTS
Novell
  • openSUSE 11.4
  • openSUSE 12.2
  • openSUSE 12.3
Python Software Foundation
  • Python 2.6 から 3.4
VMware
  • VMware ESXi 5.0
  • VMware ESXi 5.1 ESXi510-201412101-SG 未満の 5.1
  • VMware ESXi 5.5

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、正当な認証局より発行された巧妙に細工された証明書を介して、任意の SSL サーバになりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Novell Python Software Foundation VMware オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4238
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4238
更新履歴

  • [2013年08月20日]
      掲載
    [2013年10月28日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      影響を受けるシステム:内容を更新
      ベンダ情報:Ubuntu (Ubuntu Security Notice USN-1982-1) を追加
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1437) を追加
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1438) を追加
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1439) を追加
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1440) を追加
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1462) を追加
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1463) を追加
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2013-4238 Input Validation vulnerability in Python) を追加
    [2013年12月26日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1582) を追加
    [2014年12月18日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2014-0012) を追加