【活用ガイド】

JVNDB-2013-003779

Ruby の lib/openssl/ssl.rb における任意の SSL サーバになりすまされる脆弱性

概要

Ruby の lib/openssl/ssl.rb の OpenSSL::SSL.verify_certificate_identity 関数は、X.509 証明書の Subject Alternative Name フィールド内のドメイン名に含まれる '\0' 文字を適切に処理しないため、任意の SSL サーバになりすまされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-2009-2408 と関連する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Ruby-lang.org
  • Ruby 1.8.7-p374 未満の 1.8
  • Ruby 1.9.3-p448 未満の 1.9
  • Ruby 2.0.0-p247 未満の 2.0
アップル
  • Apple Mac OS X v10.7.5 (PHP)
  • Apple Mac OS X v10.8.5 (PHP)
  • Apple Mac OS X v10.9 (PHP)
  • Apple Mac OS X v10.9 未満 (ruby)
  • Apple Mac OS X v10.9.1 (PHP)
  • Apple Mac OS X Server v10.7.5 (PHP)

想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により、正当な認証局より発行された巧妙に細工された証明書を介して、任意の SSL サーバになりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

InterWorx Ruby-lang.org アップル オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4073
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95174988
  2. JVN : JVNVU#95868425
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4073
更新履歴

  • [2013年08月20日]
      掲載
    [2013年10月24日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2013-4073 Cryptographic Issues vulnerability in Ruby) を追加
    [2013年11月07日]
      影響を受けるシステム:アップル (HT6011) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル (HT6011) を追加
      ベンダ情報:アップル (APPLE-SA-2013-10-22-3) を追加
      参考情報:JVN (JVNVU#95174988) を追加
    [2014年02月28日]
      影響を受けるシステム:アップル (HT6150) の情報を追加
      ベンダ情報:アップル (APPLE-SA-2014-02-25-1) を追加
      ベンダ情報:アップル (HT6150) を追加
      参考情報:JVN (JVNVU#95868425) を追加
    [2015年08月10日]
      ベンダ情報:InterWorx (InterWorx Version 5.0.14 Released on Beta Channel!) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1137) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1103) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1090) を追加