【活用ガイド】

JVNDB-2013-003724

Microsoft Active Directory フェデレーションサービスにおける重要な情報を取得される脆弱性

概要

Microsoft Active Directory フェデレーションサービス (AD FS) には、サービスアカウントについての重要な情報を取得される、またはアカウントロックアウト攻撃 (account-lockout attack) を実行される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「ADFS の情報漏えいの脆弱性」と記載されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Active Directory フェデレーションサービス 1.x から 2.1

Windows Server 2003 R2 SP2、Windows Server 2008 SP2 および R2 SP1、および Windows Server 2012 上で稼働する上記のバージョンの Microsoft Active Directory フェデレーションサービスが、本脆弱性の影響を受けます。
想定される影響

第三者により、エンドポイントに接続されることで、サービスアカウントについての重要な情報を取得される、またはアカウントロックアウト攻撃 (account-lockout attack) を実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS13-066
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS13-066
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA13-225A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-3185
参考情報

  1. JVN : JVNTA13-225A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-3185
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2013-0035
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS13-059,060,061,062,063,064,065,066)(2013年08月14日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA13-225
  6. IPA 緊急対策情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(8月)
更新履歴

  • [2013年08月15日]
      掲載