【活用ガイド】

JVNDB-2013-003443

Cisco ASA 5500-X IPS-SSP および IPS Sensor の Cisco IPS ソフトウェアの IP スタックにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Cisco ASA 5500-X シリーズ IPS Security Services Processor ソフトウェアおよびハードウェアモジュール、IPS 4500 シリーズ Sensor、および IPS 4300 シリーズ Sensor の Cisco Intrusion Prevention System (IPS) ソフトウェアの IP スタックには、サービス運用妨害 (MainApp プロセスハング) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCtx18596 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco ASA 5500-X シリーズ IPS Security Services Processor ソフトウェア (IPS SSP)(*1)
  • Cisco Intrusion Prevention System ソフトウェア 7.1(6)E4 未満
  • Cisco ASA 5585-X (Cisco IPS 7.1(5)E4 未満)(*1)
  • Cisco IPS 4345 Sensor (Cisco IPS 7.1(5)E4 未満)(*3)
  • Cisco IPS 4360 Sensor (Cisco IPS 7.1(5)E4 未満)(*3)
  • Cisco IPS 4510 Sensor (Cisco IPS 7.1(6)E4 未満)(*2)
  • Cisco IPS 4520 Sensor (Cisco IPS 7.1(6)E4 未満)(*2)

以下のソフトウェアおよびハードウェアが本脆弱性の影響を受けます。

*1 Cisco ASA 5500-X シリーズ IPS SSP ソフトウェアおよびハードウェアで稼働する Cisco IPS ソフトウェアバージョン 7.1 から 7.1(4)E4
*2 Cisco IPS 4500 シリーズ Sensor で稼働する Cisco IPS ソフトウェアバージョン 7.1(4)E4
*3 Cisco IPS 4300 シリーズ Sensor で稼働する Cisco IPS ソフトウェアバージョン 7.1(3)E4 および 7.1(4)E4

詳細については、ベンダ情報をご参照ください。
想定される影響

第三者により、不正な形式の IPv4 パケットを介して、サービス運用妨害 (MainApp プロセスハング) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1243
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1243
更新履歴

  • [2013年07月22日]
      掲載