【活用ガイド】

JVNDB-2013-003316

JBoss Enterprise Web Server および Red Hat Enterprise Linux 用の Tomcat の init スクリプトにおける任意のファイルの所有権を変更される脆弱性

概要

JBoss Enterprise Web Server および Red Hat Enterprise Linux 用の Tomcat の RPM ディストリビューションで使用される (1) Tomcat5、(2) Tomcat6、および (3) Tomcat7 の init スクリプトには、任意のファイルの所有権を変更される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


レッドハット
  • JBoss Enterprise Web Server 1.0.2
  • JBoss Enterprise Web Server 2.0.0
  • Red Hat Enterprise Linux 5
  • Red Hat Enterprise Linux 6

想定される影響

ローカルユーザにより、以下のログファイルへのシンボリックリンク攻撃を介して、任意のファイルの所有権を変更される可能性があります。

(a) tomcat5-initd.log
(b) tomcat6-initd.log
(c) catalina.out
(d) tomcat7-initd.log
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1976
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1976
更新履歴

  • [2013年07月12日]
      掲載

公表日2013/05/28
登録日2013/07/12
最終更新日2013/07/12