【活用ガイド】

JVNDB-2013-003212

GnuTLS の lib/gnutls_cipher.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

GnuTLS の lib/gnutls_cipher.c 内の _gnutls_ciphertext2compressed 関数には、サービス運用妨害 (バッファオーバーリードおよびクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

本問題は、CVE-2013-0169 の修正が不完全だったことによる問題である可能性があります。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


GNU Project
  • GnuTLS 2.12.23

想定される影響

第三者により、巧妙に細工されたパディング長を介して、サービス運用妨害 (バッファオーバーリードおよびクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian GNU Project Mandriva, Inc. Novell オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2116
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2116
更新履歴

  • [2013年07月05日]
      掲載
    [2013年11月01日]
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2013-2116 Input Validation vulnerability in GnuTLS) を追加