【活用ガイド】

JVNDB-2013-002926

Parallels Plesk Panel に任意のコードが実行される脆弱性

概要

Parallels Plesk Panel には、任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

Parallels Plesk Panel が稼働しているウェブサーバにおいて、phppath のエイリアス設定に関する問題と、CVE-2012-1823 の問題が同時に存在する場合に、任意のコードが実行される可能性があります。

なお、CERT/CC によると、本問題を使用した攻撃活動が行われているとのことです。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Parallels
  • Parallels Plesk Panel バージョン 9.0 から 9.2.3 までの Linux 版

想定される影響

遠隔の第三者によって、任意のコードが実行される可能性があります。
対策

[アップグレードする]
開発者によると、バージョン 9.0 から 9.2.3 は、サポートが終了しているため、最新版である 11系にアップグレードすることを推奨しています。

[ワークアラウンドを実施する]
アップグレードするまでの間、以下の回避策を適用してください。

 * 開発者が提供するスクリプトを実行し、Apache の設定を変更する
 * PHP を最新版にアップデートする

なお、開発者によると、現在サポートされているバージョン (9.5.4、10.x、11.x) および既にサポートが終了している 8.x は、本脆弱性の影響を受けないとのことです。
ベンダ情報

Parallels
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-4878
参考情報

  1. JVN : JVNVU#90102556
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-4878
  3. US-CERT Vulnerability Note : Vulnerability Note VU#673343
更新履歴

  • [2013年06月11日]
      掲載
    [2013年07月22日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:CWE-ID を追加
      共通脆弱性識別子(CVE):CVE-ID を追加
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2013-4878) を追加
    [2013年08月06日]
      CVSS による深刻度:内容を更新