【活用ガイド】

JVNDB-2013-002921

Linux Kernel の HP Smart Array および Compaq SMART2 コントローラディスクアレイドライバにおける重要な情報を取得される脆弱性

概要

Linux Kernel の HP Smart Array コントローラディスクアレイドライバ、および Compaq SMART2 コントローラディスクアレイドライバは、特定のデータ構造を初期化しないため、カーネルメモリから重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 3.9.4 まで

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工された下記のコマンドを介して、カーネルメモリから重要な情報を取得される可能性があります。

(1) drivers/block/cpqarray.c の ida_locked_ioctl 関数に関連する /dev/ida デバイスに対する IDAGETPCIINFO コマンド
(2) drivers/block/cciss.c の cciss_ioctl32_passthru 関数に関連する /dev/cciss デバイスに対する CCISS_PASSTHRU32 コマンド
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-2147
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-2147
更新履歴

  • [2013年06月10日]
      掲載
    [2013年11月12日]
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1994-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1996-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1997-1) を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (USN-1999-1) を追加
    [2014年02月26日]
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1166) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:1264) を追加