【活用ガイド】

JVNDB-2013-002844

IBM WebSphere Application Server および WebSphere Message Broker におけるメッセージの署名を偽装される脆弱性

概要

IBM WebSphere Application Server (WAS) および WebSphere Message Broker には、WS-Security を使用している場合、メッセージの署名を偽装される脆弱性が存在します。

本件は、"署名ラップ攻撃 (Signature Wrap attack)" に関する脆弱性です。
本脆弱性は、CVE-2011-1377 および CVE-2013-0489 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM WebSphere Application Server 7.0.0.29 未満の 7.0
  • IBM WebSphere Application Server 8.0.0.6 未満の 8.0
  • IBM WebSphere Application Server 8.5.0.2 未満の 8.5
  • IBM WebSphere Message Broker 6.1
  • IBM WebSphere Message Broker 7.0 から 7.0.0.5
  • IBM WebSphere Message Broker 8.0 から 8.0.0.2

本脆弱性の影響を受けるバージョンについての詳細は、ベンダ情報をご確認ください。
想定される影響

第三者により、巧妙に細工された SOAP メッセージを介して、メッセージの署名を偽装される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-0482
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-0482
更新履歴

  • [2013年05月30日]
      掲載
    [2013年06月04日]
      影響を受けるシステム:内容を更新