【活用ガイド】

JVNDB-2013-002843

MIT Kerberos の kadmind におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

MIT Kerberos 5 (別名 krb5) の kadmind の kpasswd サービス内の schpw.c は、レスポンスを送信する前に UDP パケットを適切に検証しないため、サービス運用妨害 (CPU および帯域幅消費) 状態にされる脆弱性が存在します。

本脆弱性は、CVE-1999-0103 と関連する問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


MIT Kerberos
  • Kerberos 5 1.11.3未満

想定される影響

第三者により、通信ループを誘発する偽造されたパケットを介して、サービス運用妨害 (CPU および帯域幅消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Debian Mandriva, Inc. MIT Kerberos Novell オラクル レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2002-2443
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2002-2443
更新履歴

  • [2013年05月30日]
      掲載
    [2013年10月30日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新
      ベンダ情報:Debian (DSA-2701) を追加
      ベンダ情報:Mandriva, Inc. (MDVSA-2013:166) を追加
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1119) を追加
      ベンダ情報:Novell (openSUSE-SU-2013:1122) を追加
      ベンダ情報:オラクル (CVE-2002-2443 Denial of Service vulnerability in Kerberos) を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2013:0942) を追加