【活用ガイド】

JVNDB-2013-002840

Microsoft Windows の win32k.sys の EPATHOBJ::bFlatten 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Microsoft Windows の win32k.sys の EPATHOBJ::bFlatten 関数は、リンクされたリスト (linked-list) のトラバーサルが継続して同じリストのメンバにアクセスしているかどうかをチェックしないため、サービス運用妨害 (無限トラバーサル) 状態にされる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 7 for 64-bit Systems SP1
  • Microsoft Windows 7 for 32-bit Systems SP1
  • Microsoft Windows 8 for 32-bit Systems
  • Microsoft Windows 8 for 64-bit Systems
  • Microsoft Windows RT
  • Microsoft Windows Server 2003 SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1
  • Microsoft Windows Server 2012
  • Microsoft Windows Vista SP2
  • Microsoft Windows XP sp3 SP3
  • Microsoft Windows XP (x64) SP2

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工された PATHRECORD チェーンを誘発されることで、サービス運用妨害 (無限トラバーサル) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-3661
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-3661
  2. 関連文書 : Re: [Full-disclosure] exploitation ideas under memory pressure
更新履歴

  • [2013年05月29日]
      掲載