【活用ガイド】

JVNDB-2013-002660

Microsoft Internet Explorer 8 および 9 における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Internet Explorer 8 および 9 には、解放済みメモリの使用 (Use-after-free) により、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。

マイクロソフトセキュリティ情報には、この脆弱性は「Internet Explorer の解放後使用の脆弱性」と記載されています。

本脆弱性は、CVE-2013-0811 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Internet Explorer 8
  • Microsoft Internet Explorer 9
  • Microsoft Windows 7 (x32) SP1
  • Microsoft Windows 7 (x64) SP1
  • Microsoft Windows Server 2003 SP2
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 (x86) SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 (x64) SP2
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(itanium) SP1
  • Microsoft Windows Server 2008 r2(x64) SP1
  • Microsoft Windows Vista SP2
  • Microsoft Windows Vista (x64) SP2
  • Microsoft Windows XP sp3 SP3
  • Microsoft Windows XP (x64) SP2

想定される影響

第三者により、削除されたオブジェクトへのアクセスを誘発する巧妙に細工された Web サイトを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト 富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA13-134A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1307
参考情報

  1. JVN : JVNTA13-134A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1307
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2013-0023
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS13-037,038,039,040,041,042,043,044,045,046)(2013年05月15日)
  5. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA13-134A
  6. IPA 緊急対策情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(5月)
更新履歴

  • [2013年05月16日]
      掲載
    [2013年05月21日]
      ベンダ情報:富士通 (TA13-134A) を追加