【活用ガイド】

JVNDB-2013-002629

Cisco Aggregation Services Router Route Processor 上で稼働する Cisco IOS におけるサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる脆弱性

概要

Cisco Aggregation Services Router Route Processor 上で稼働する Cisco IOS の暗号化エンジンプロセス (crypto engine process) は、メモリを適切に管理しないため、サービス運用妨害 (ルートプロセッサクラッシュ) 状態にされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を Bug ID CSCuc52193 として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco IOS 15.3(1)T およびそれ以前
  • Cisco Aggregation Services Router Route Processor 2

想定される影響

ローカルユーザにより、複数のトンネルを作成され、更に暗号化統計情報を調査されることで、サービス運用妨害 (ルートプロセッサクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2013-1136
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2013-1136
更新履歴

  • [2013年05月14日]
      掲載